2009年2月2日月曜日

おっさんとおっちゃんの違い

前日の投稿で「おっさん」という表現が出てきましたが関西では「おっさん」と「おっちゃん」では意味が違ってきます。
まず「おっさん」から説明しますとおっさんは他人であり自分が知らないひとに対して用い、親近感のない呼び方です。つぎに「おっちゃん」ですがおっちゃんと言うと自分と親しいひとであり親近感のある呼び方となります。またお金をまけて貰うときやお願い事をするときには知らない人でも「おっちゃん」と呼んで相手に親近感を持たせて交渉します。

こういう風に関西の人は相手をおだてるのがうまく、そのやり方を心得ているひとが多いように思います。

またそれに関連づけて話しますと「おっさん」のなかでも発音によってその意味が違います。
「おっさん」とただ繋げて呼べばそれは先ほどまでのおっさんと同じですが「おっ」と「さん」を分けて呼びさらに「おっ」を高く発音するとお寺の住職さんの意味になります。「おっ・さん」です。実際に発音を聞かないとピンと来ないと思いますがそういう風に2種類あります。
実家では住職さんが毎年お盆に家の仏壇に拝みに来てくれるので「今日おっ・さん来る日なん?」などと「おっ・さん」がそこいら中で飛び交います。その日以外は呼ぶ機会がないと言っていいほどです。

そんなことで今回は関西の習慣、風習についてお話しました。

5 件のコメント:

  1. これ前に聞いたやつだね。岐阜では、おじさんって呼ぶよ。おっちゃんって言うと、ちょっとこっちが恐縮するね。もうちょっと威厳がある感じかな。こっちは。でも、これはちょっと変なときもあって友達が僕の父さんを呼ぶときにも、「サカタのおじさん」って言うときがあったな。本当は「サカタのお父さん」なんだけど。

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  2. そう前話したやつやね。ちょうど前の日に「おっさん」っていうフレーズを使ったから繋げてみてん。おっちゃんの言い方もあると思うけど、似てるのは最近の学園ドラマで「先生~」って言ってる感じかな。親しみを込めつつ尊敬してる感じ。

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  3.  なるほどね。親しみと尊敬か。確かに、関西人はコミュニケーション能力高そうだもんね。だけど、高すぎるのもそれを嫌う人にとっては害になってしまうときがある、なんてひねくれた考えを持ってる。僕なんかちょっと他人と距離を置きたいタイプなんだよ。だから、あまりいきなりなれなれしくこられると、えっ!?てなっちゃうな。

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  4.  ホリさんは京都の方でしょうかね、「おっさん」で坊さんを言うのは京都ってイメージがあるのですが。
     大阪の方言のきついところ(主に河内地方)はなんでも「おっさん」で実の父親を指すところもあるそうです。ただ京都弁にしろ大阪弁にしろ、会話ツールでは展開が速くて伝わりやすく、非常に有能な言語だと私も思います。

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  5. 僕もいきなりなれなれしくするんでえっ!?てなるひとを増やしてる根源です。はじめはちょろちょろと敬語は遣いますが途端に面倒になり同じ年齢のひとには関西弁を混ぜ込んで話します。いや、面倒になりって言うか関西弁の方が自分の気持ちを伝えやすいので遣ってしまいます。

    僕の生まれ育ちは三重です。三重でも京都に近いので京都の言い方が流れ込んでる可能性はかなりあります。

    大阪弁と関西弁は少し違うところがあるなと関西弁の遣い手としてもひそかに思っていましたが花園さんの例もその違いからくるものだと思います。

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